さらに、その数日後の6月15日(土)には、浜松の夢・汎ホールでも演奏していただくことになりました。
クラリネット、マリンバ、ピアノという編成は、とても珍しいです。お近くの方、ご興味のある方、ぜひご来場下さい。
【名古屋公演】
日時:5月26日(日)14時開演
会場:宗次ホール(地下鉄栄駅12番出口徒歩5分)
入場料:2,800円(当日 3,200円)
「NPOいきいきなごや わわわの会」様の主催による、スリランカの子どもたちへの教育支援チャリティーコンサートとなっております。
【浜松公演】
日時:6月15日(土)14時開演
会場:夢・汎ホール(浜松市中区富塚町4710-9)
入場料:大人 1,500円 高校生以下 500円
演奏は、加藤千晴さん(Cl)、間瀬早綾香さん(Mrb)、板倉篤子さん(Pf) です。
ミヨー(Milhaud)は、 1892年生まれのフランスの作曲家。オネゲル、プラーンクらとともに「フランス6人組」と呼ばれる作曲家集団の一人です。
「スカラムーシュ」は、ミヨー自身が作曲した喜劇「空とぶお医者さん」から抜粋した旋律を繋いで2台のピアノ用に改作されたもので、全3曲から成る、全体的に明るく生き生きとした雰囲気の曲です。中でも「ブラジルの女」と題された第3曲は、サンバのリズムによる陽気な曲調で、聴いていてとても楽しいです。
「スカラムーシュ」は2台ピアノ用他、アルト・サクソフォーン&ピアノ、クラリネット8重奏などの編成の楽譜が市販されていますが、クラリネット、マリンバ、ピアノという編成は珍しいというか、ほとんど初めてではないでしょうか?
今回編曲するにあたっては、2台ピアノ用の楽譜を参考にしました。
2台ピアノでの演奏は何度か聴いたことありましたが、こんなに難しいフレーズを弾いていたんですね、とあらためて勉強になりました。高音から低音まで動く動く...どちらのパートも広い音域に渡って満遍なく音がちりばめられていました。
第2曲、第3曲は、わりとすんなり編曲できたのですが、第1曲については、大いに悩みました。原曲では、二人のピアノ奏者による「掛け合い」のフレーズが多いため、これを三人の奏者でどのように表現するか...と。
最終的には、ここはマリンバとクラリネットの掛け合い、ここはマリンバトピアのの掛け合い、というように組み合わせを変えるという編曲で落ち着きました。
この他にも、それぞれの楽器の特性を生かすため、あれこれ悩みつつ編曲をしていきました。
私はクラリネットの低音域(最低音から中央の'ミ'の音ぐらいまで)は、シャリュモー(Chalumeau)といって、とても個性的な響きがします。私は、クラリネットのこの音域の音色が大好きです。本編曲でも、ちょっと性格的というか、怪しげな雰囲気を醸し出したい時は、クラルネットの低音域に、主となるフレーズを置いています。
まだリハーサルは一度も聴いていませんが、奏者の方のご報告によると、なかなか良い仕上がりになっているとか...4月の後半に一度リハーサルにお邪魔するのですが、大変楽しみです。
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